お花は九蓋草・伊勢撫子(紅・白)・下野・矢筈薄
花入は公長齋小菅の花かご(公長齋小菅の公式サイトはこちら)
クガイソウはとても育てやすく、切っても新しく脇芽が出て、どんどん花を咲かせ、茎の長さもあるので入れやすく、5~8月の茶花として助かります。
九蓋草・九階草(クガイソウ)育て方

(2023年5月4日)
クガイソウは冬は枯れて地上部が無いのですが、暖かくなってくると芽が出て一気に成長し花を咲かせます。
お日様を好むみたいで、日当たりが良いところに置くと良く花が咲きます。
水切れを起こしやすく、毎朝水を上げていても乾燥したら葉が痛むので、天気が良い時は朝夕まめに水をあげます。
真夏の直射日光では葉焼けを起こすことがあるので、暑すぎる季節は半日陰に移動させています。

背景が見づらいので上から撮りました。
花は尻尾というか試験管ブラシみたいなお花。
葉は輪生して層になっています。
九蓋草・九階草(クガイソウ)の摘芯・摘心

摘心(摘芯)茎の先端近くを切り取ると脇芽が出て、たくさん花が咲きます。
ただ私は最初は摘芯をせずに一番花を咲かせて、一番花を茶花として使い、結果として先端が切られて、脇芽が出て2番花以降が咲いていく状態です。

(2023年6月5日)
この写真のように、切ったところから脇芽が出て先端に2番花が咲くのですが、気持ち1番花よりも全体的に小さくなってくる気がします。
小ぶりなクガイソウも綺麗です。
九蓋草・九階草(クガイソウ)鉢植と土

土は普通の園芸用の土で大丈夫だと思います。
水はけが良いことは必須ですが、乾燥に弱いので保水性が高く通気性が良い土が最適かしら。
根が伸びるので深めの鉢植が向いていて、浅型の鉢植は避けた方がよいかもしれません。
九蓋草・九階草(クガイソウ)の肥料
芽が出始めた時と花の後に緩効性の固形肥料をあげると良いそうです。
私は暖かい成長期には液肥もあげています。
九蓋草・九階草(クガイソウ)基本事項
・多年草(宿根草)5~9月に花が咲く
・草丈50~100cmくらい
・耐暑性は普通、耐寒性は強い
・日当たりの良い場所に置く、真夏は直射日光を避けて半日陰くらいの方が葉焼けしなくて良い
・水はけのよい土が良い
・強い乾燥は苦手なので、鉢植は水切れしないように水をあげる(夏は朝夕あげる)
・冬に地上部は無くなる
・花をそのままにしておくと種ができるが、株分けした方が簡単に増やせる
・芽が出始めた時と花の後に緩効性の固形肥料をあげる
・摘心(摘芯)すると脇芽がでて花数が増える
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