我が家は2016年に現代の建築方法で建てられた普通の住宅です。
気軽に趣味でお稽古ができるような茶室を目指して、電熱器でも、炭手前でも、簡単にできる炉壇を設置してみました。
本来は朝に初炭手前、昼に後炭手前をすべきなのでしょうが・・・。

忙しく夜に帰ってきて「明日のお稽古前に少し練習したい!」という時などに、電熱器があればとても便利です。
気軽にお稽古ができるよう考えて作られた水屋の解説はこちらから
炭手前をする時に使用する換気扇の増設はこちら
電熱器の炉

メーカーは創巧野々田さん
残念ながら2018年10月に創巧野々田さんは廃業されたそうです。

炉壇うけの耐火ボードにコンセントが付いています

炉壇受けとそれを支える床板木材の間に隙間ができていたので、隙間にテープを貼って埋めています。

炉縁を外すと、床板と炉壇受けの間の少しの隙間から床下の風が上がってくる~!
私が貼ったので何か不格好になってしまいました。
念のため普通のテープではなく、ストーブ等に使えて316℃まで大丈夫な耐熱アルミテープを使ってみました。
炉縁がこの上に乗っているわけで、炉縁はもちろんそんな高温には全然ならないのですけれども、気持ち的に何となくです。

電熱器の炉の炉壇にはコンセント用の穴が開いているので、そこからコンセントをさします。


炉壇受けに炉壇を入れて、炉縁を設置します。

電熱器で気軽にお稽古することもでき、炭手前のお稽古もすぐできます。
茶道が趣味で自宅稽古する人は和室に炉を切っても良いかもしれません。
2018年10月に創巧野々田さんは廃業されているそうで、
同じような物がヤマキ電器株式会社さんで入手できるようです。
(ヤマキ電器株式会社さんへのリンクはこちら)
野々田さんの電熱器は裏千家用と表千家用と選択していましたが、ヤマキさんの電熱器は五徳を回転させてどちらでも使えるそうです。
電熱器の風炉
風炉に使う電熱器も色々発売されています。

こちらも野々田さんの製品で風炉型の電熱器です。

炭の形の電熱器になっていて、灰型も金属です。
強弱のスイッチもあり、火力の調節ができます。
大炉(炭)
ちなみに通常の炉だけではなく大炉も切っております。

左奥が通常の炉で、右手前が大炉

大炉の畳の下は木蓋

木蓋を外すと大炉の炉壇です。
大炉の炉壇は鼠色なのが決まりですので、市販されている大炉も鼠色です。
写真の都合でこれはちょっと実物より青く写っているかも???
現在8月ですので、2月に使う大炉は空っぽ
昔習っていた先生が引退してマンションにお引越しされる際に譲り受けたもので、思い出深いです。

私は左右が逆になる逆勝手のお点前がどうにも苦手なのでお稽古を頑張りたいです
さいごに
ちなみに今お世話になっている社中では毎回のお稽古で炭手前があり、灰型当番で灰の練習をさせていただいたり、炭当番で炭手前を順番にお稽古させていただいております。
習われているお教室によっては、電熱器の使用に違和感がある方も多いかもしれませんが、一度使ってみるととても便利です。
電熱器はマンションなど、室内で炭火を焚くことが禁止されている場所でも使うことができるため、場所を選ばず、手軽にお稽古をするにはオススメです。
ここまで読んでくださり、本当にありがとうございました!!!
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