鳴子百合と寒芍薬(クリスマスローズ)花入は信楽焼
背丈も伸びるので花入に入れやすい
園芸用の班入鳴子百合は育てやすい茶花で増えて毎年咲きます
班入鳴子百合(アマドコロ)と鳴子百合(山野草)

数年前に小さな苗を1ポット購入したのですが、株がどんどん大きくなっていきます。
昨年株分けしたのですが春(4月9日現在)にはもう隙間がなくなりました。
2~3年に1度は植え替えをした方が良いです。
暖かい時期には液肥を週1回上げています。
ちなみに近所のホームセンターで購入し【班入鳴子百合】という商品名でした。

しかし茶席で先生方のお話を聞くとこれは正確には甘野老(あまどころ)らしいです
ナルコユリは花が3~5輪、アマドコロは花が1~2輪
根も結節の有り無しが違うとのこと

2輪ずつですし、花の感じからしてアマドコロなのかな
商品名的に「鳴子百合です」とお答えすべきか
正確に「甘野老です」とお答えすべきか迷うところ
昨年、本来の鳴子百合の苗を購入して植えてみました

冬の間は地上部が枯れて何も無くなるので、芽が出るのか心配しましたが、
3号ポットで細い1本だけだった苗が1年で5本に増えました(4月9日現在)

そもそも株の大きさが全然違うので、草丈は正確には比較できないのかも知れませんが、5月時点でこれくらい違います。
育てて1年では花が付かず…、来年に期待したいと思います!
園芸種と比べたら成長が遅いのかな。
まだ株が小さいから弱いのかしら。
アマドコロが液肥のハイポネックスでぐんぐん増えたので、
こちらも暖かい季節は時々あげて大きく育てていきたいと思います。
鳴子百合(ナルコユリ)・甘野老(アマドコロ) 基本事項
・多年草、地下茎(根茎)が横に這い伸びた先に花茎を立てて増えていく
・園芸種の斑入鳴子百合は草丈30~50cm(種類により大きさはかなり違いあり)
・春は日当りが良いところ、夏は直射日光を避けて半日陰か明るい日陰
・耐暑性は強く、耐寒性も強い
・開花期:4~5月に白い小さな花を咲かせる
・乾燥には強いが、春先の伸びる時期は水切れしないようにたっぷり水をあげると良い
・鉢がいっぱいになるので、2~3年ごとに植え替え株分けをする
・寒くなり地上部が枯れたら、枯れた葉や茎は取る
同じ季節の花
・紫蘭(しらん)
・白山木(はくさんぼく)
・寒芍薬(かんしゃくやく)クリスマスローズ